電磁アクロスデータに含まれるノイズについて
○長尾大道、熊澤峰夫、中島崇裕、國友孝洋(核燃料サイクル開発機構 東濃地科学センター)
電磁場の時系列データには、一見してガウス分布に従っているとは思えないようなノイズが含まれていることがしばしばある。このようなデータを時系列領域で解析すると、ノイズの取り扱いが難しくなる可能性がある。しかしながら、データを周波数系列に変換すると、各周波数成分のノイズはほぼガウス分布に従うことが理論的に導かれ、実際の電磁場データからもそのことが確認できる。従って、ノイズを取り扱うという観点からは、周波数領域で解析することが望ましいと言える。