カリフォルニア州オーウェンズバレーにおける自然電位繰り返し測定
○坂中伸也(秋田大学工学資源学部),Malcolm J. S. Johnston(米国地質調査所),笹井洋一(東京都総務局災害対策部),田中良和(京大阿蘇火山研究センター),宇津木充(京大阿蘇火山研究センター),西田泰典(北海道大学理学研究科),Paul Yvetot(クレルモ・フェラン地球物理観測所,フランス)
ロングバレーカルデラ南方,カリフォルニアのシエラネバダ山脈の東麓にあるオーウェンズバレーでの自然電位測定。1999年から2003年にかけて,湿潤な季節と乾燥した季節に同一の測線上で自然電位の分布を繰り返し測定した。2003年夏の測定を加えたことによって,湿潤な季節に現れる自然電位異常が一層顕著に認められた。河川水の流量増大に伴い,河川周辺への浸透流の量やその浸透範囲の増大することにより,自然電位異常が現れると考えられる。