諏訪之瀬島2001年5月の火山活動(速報)



[2001年5月13日 17:20更新]
5月13日朝までの噴火回数・地震回数をアップデートしました。

[2001年5月12日 16:00更新]
諏訪之瀬島において5月12日13:59に比較的規模の大きい爆発が発生しました。地震動の最大振幅は7mkine(空気振動により励起された部分を除く)、空気振動は60Paでした(地震波形)。この地震動、空気振動の大きさは1989年以来火山活動研究センターが行っている観測の中でも比較的規模の大きいものです。

5月12日午前、井口、神田が鹿児島県消防防災課職員・鹿児島地方気象台調査官とともに、鹿児島県の防災ヘリコプター「さつま」に乗り、諏訪之瀬島の火口周辺の状況を観察しました。2000年12月に形成された火口(火孔2、火孔3)のうち、火孔2が拡大して火口1とつながり、結果的に火口1が北東方向に拡大していることが確認されました(昨年12月の様子)。噴煙は、かつての火孔2付近から活発に放出されています。火口1の中心付近では少量の白煙が上がっていますが、火孔3は表面上は全く活動していません。写真は順に、火口を中心に北東から北へヘリが旋回していく際に撮影しました。

写真1写真2写真3写真4写真5写真6写真7写真8 


[2001年5月11日 20:00更新]
諏訪之瀬島からの連絡によれば、5月11日18時〜19時頃に中之島から諏訪之瀬島へ漁船で移動中の漁師が、噴石の飛来を目撃しました。御岳火口の中心から400〜500mほど飛んだそうです。爆発的な活動に推移している可能性があります。


[2001年5月10日]

諏訪之瀬島2000年12月の火山活動