終了:【京大ウィークス2013】施設探検ツア・・・

桜島火山観測所 施設探検ツアー・施設公開

防災研究所桜島火山観測所では、平成25年10月19日(土曜日)、20日(日曜日)に施設探検ツアーを、2日目の10月20日(日曜日) には施設公開を行った。
施設探検バスツアーには、県内から数多くの問合せがあり、二日間で合計80名が参加した。普段、人の入らないハルタ山観測坑道での観測計器の原理の説明と観測坑道の役割についての説明では、参加者から多数の質問が寄せられた。
次に訪れた旧火山観測所施設では、屋上から桜島を間近に望み、錦江湾を含めた姶良カルデラについての解説が加えられた。最後に、黒神観測室から現在活動中の昭和火口の観察を行った。19日のツアーではここでの観察中に噴火が発生。参加者は驚きの声を上げ、教員からの解説に熱心に聞き入っていた。
20日には、観測所の施設公開も行った。施設公開には51名の参加があり、過去から現在の噴火映像、開所当初からの稼働している煤描きによる地震記録装置や噴火予知の最新のデータ処理装置の解説が特に好評であった。
初日のバスツアーには鹿児島のテレビ局5局と新聞社2社が同行し取材が行われ、当日のニュースと翌日朝刊で報道された。地元の関心の高さがうかがえた。
参加者からは、「普段なかなか見ることができない場所から火山を見ることができてよかった。日々観測しているおかげで、予知が出来、安心して暮らしていけると思いました。」、「日頃降灰に悩まされている桜島について、身近に知ることができてよかったと思います。
大正噴火のような歴史も大事ですが、今の桜島も知って共に生活していることを実感したいものです。」などの声が寄せられた。
「施設探検ツアー」ハルタ山観測坑道内で
計測機器の説明を聞く参加者
「施設公開」煤描き地震記録装置を
のぞき込む参加者
「施設探検ツアー」黒神観測室からの見学時に
発生した噴火に驚く参加者ら