地 震 観 測


■地震観測
 島内の11点に地震計を設置し、8点のデータを本館にテレメータしている(中城火山観測網)。この外、深い地震と桜島を取り囲む南九州全域の地震を観測するために島外の8点に地震計を設置し(広域観測網)、データを観測所本館にテレメータしている。
 これらのデータを用いてこれ迄に、火山性A型地震、爆発地震などの震源分布、南九州におけるやゝ深い地震の震源分布の特徴が明らかにされ、またA型地震の発震機構の変化と火山活動との関係、群発するB型地震と噴火との関係、天山性微動の性質、爆発地震の力源等について研究されてきた。
現在、火山性地震の検出、計測、分類、集計を行ない、火山活動度についての予測を自動的に行なうシステム(火山性振動高速自動処理装置)の開発が続けられている。


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