各種の観測と研究
■各種の観測と研究
火山現象を多面的に捉え噴火のメカニズムを解明することを目的に多種の観測と研究(3ページ参照)を行なっている。 昭和49年以後、地震、地盤変動、地熱分布、重力、電磁気、地下水(温泉を含む)、火山ガス及び噴出物の各項目で他機関の協力のもとに集中観測が実施されている。
火山災害軽減に直結した研究としてシミュレーションにより溶岩流の流域を予想する方法が開発されている。
火山活動移動観測班は九州地区に火山噴火や火山1生地震が発生した場合に現地に移動し観測を実施する。また、国内の特定火山における集中観測におもに地震、地盤変動、重力及び地熱の項目で参加している。
■重力測定
山麓(水準点S16)を基準とした場合の、山腹(水準点BM SVO)の比高変化(δh)と重力変化(δg)の関係
(山腹の重力増加は、地盤の沈降のみでは説明がつかず、山頂火口の地下の密度が年々増加していることを示す)
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