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桜島火山は約1万3千年前に成長を始めたと推定されている。この火山は、約2万2千年前の活動によって形成された姶良カルデラ(鹿児島湾北部の円形 地形)の南縁に位置し、北岳、中岳および南岳の中央火口丘といくつかの寄生火山からできている。
記録に残されている大活動は、文明(1471−76)、安永(1779−82)および大正(1914)の活動で、火口を山体の両側面に形成し、多 量の溶岩を流出した。たとえば、大正の大噴火では東側に流出した溶岩が巾約40Omの瀬戸海峡を埋め、桜島は大隅半島と陸続きとなった。西側では、溶岩が 約8km2の地域を覆い、それまでの海域に約2.4km2の新しい土地が造成された。最も新しい溶岩流出 は、昭和21年3月に南岳東側山腹火口から発生している。
現在継続中の山頂噴火活動は、昭和30年10月から始まり、46年間に総爆発回数ぱ7700回を超えた。放出される火山灰は多い年で推定2900
万トン(昭和60年)に達する。
爆発現象 南岳山頂火口 降 下火山灰 火山弾 火 砕流 火山ガス
昼の爆発映像(MPG/5.3Mb) 夜の爆発映像(MPG/5.2Mb)