桜島にてドローンによる気象観測実施しました.

2017年4月18日、火山活動研究センターにて、井口正人教授(火山活動研究センター長)が記者会見を行い、小型無人機ドローンで計測した桜島火口付近の気象観測データを用い、桜島降灰予報の精度向上を目指していると発表しました。

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IMG_41212一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)と京都大学防災研究所(附属火山活動研究センター長:井口正人教授)は共同で、文部科学省委託研究「次世代火山研究・人材育成総合プロジェクト」の一環として、桜島にて、ドローン(UAV:Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機)を活用した気象観測を実施しました。

今回の観測は、「次世代火山研究・人材育成総合プロジェクト」次世代火山研究推進事業の課題D「火山災害対策技術の開発」のサブテーマD-2「リアルタイムの火山灰ハザード評価手法の開発」にて実施しました。複合気象センサーを搭載したドローン(UAV)を活用し、桜島(計3地点)の上空気象観測を行うことで、火山周辺の風の場(地上から上空までの風の吹き方)を把握するとともに、複雑な地形が天気に与える影響(気象場)の評価や、火山灰の降灰予測に資するデータの取得をしました。

日本気象協会によるニュースリリース