レーダーにて捉えられたSinabung山2018年2月19日噴火

本プロジェクトにより2017年9月にシナブン火山観測所にXバンド偏波レーダーが設置された(図1).そして,2018年2月19日の噴火による噴煙と火砕流をレーダーにて捉えることに成功した(図2).レーダーのスキャン仰角範囲の制約により噴煙上端が途切れているが,午前8:55時点で噴煙は8kmの高度に達していることが分かる.9:00以降は時間経過とともに観測所に近づく方向にレーダー反射強度の強い領域が拡大したことが分かる(図2下段).図1に示される火砕流の痕跡から,火砕流の流下方向は山頂から東側および南南東側である.この反射強度の時空間変化は火砕流に対応している.

図1.シナブン火山観測所の位置とレーダーのスキャン範囲.観測所とシナブン山山頂との間の水平距離は約8kmである.方位角N289°E〜N294°E,仰角7°〜40°をスキャンしている.

図2.2018年2月19日の噴火時のレーダー反射強度断面.時間は現地時間の8:55AMから9:06AM.水平距離8kmがシナブン山山頂にあたる.

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